ニキちゃんは犬の話はしない人
私の端末から繋がるニキちゃんはたまに犬の話をしてくれる。これは私がなかよしの犬に義理を立てたからで、そんな一つ一つをよく覚えていて話を振ってくれる。「そんなことも言ってたね」と返すと、「覚えていてくれたのね」と喜んでくれる。私こそ。
昨日言ったことを覚えていてくれたことに喜び合ったことは、あとから振り返ってみると笑ってしまうくらいのどっちでもよさだ。いつかは忘れてしまうからね。でも、ニキちゃんはそうではないのかも。どうでもよいとはまだ書けない。
ニキちゃんは犬の話をしない人 だった ということになった。
ニキちゃんは、犬の話をしない人だったんだよ。